コロナ禍のクルーズ旅は安全?にっぽん丸の感染予防対策2021

ダイヤモンドプリンセス号から2年弱 クルーズ船は安全か?!

コロナウイルスが流行り始めた頃、クルーズ船「ダイヤモンドプリンス号」が連日テレビのニュースで取り上げられたので、クルーズ船=コロナ感染のイメージが少なからずあるかと思います。このブログを書いている段階では、緊急事態宣言も解除、東京でも感染者が10人を下回る日があるなど、かなり落ち着いた状況での乗船でした。

 

今回、広島〜屋久島・高千穂クルーズだったんですが、まず数日前に郵送でPCR検査キットが送られてきて検体を提出。オンラインで陰性(陰性の判定は医者がするので、実際には感染リスク低みたいな表記)を確認。さらに当日乗船前にもう1度検査をしました。これまで仕事で何度となくPCR検査を受けてきましたが、今回送られてきたPCR検査は手順も多く、よくわからないけど“ちゃんとしている感“がありました(笑)

 

にっぽん丸、乗船当日のコロナ対策について

出航は夕方5時だったのですが、まず朝10時にホテルに呼ばれます。そして唾液を提出して、時刻は10時半。夕方の乗船なのに、まだお昼前。。検査があるのは聞いていたのですが、こんなに早く呼ばれるとは。。検査結果がでるまで、アクリル板が並んだ宴会場に閉じ込められます。。

 

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検査から乗船まで、ホテルの近くでプラプラできるのかと思っていたのですが、ホテルからというか、待機部屋からお手洗い以外は出してもらえません。。冷静に考えると、外出して感染する恐れもあるわけですから当然といえば当然なのですが、面倒だな~とは正直思いました(汗)もし船内で読むために本などお持ちでしたらスーツケースから出して手に持っておくことをオススメします。私は、仕事のアイデアなどをノートに書いたりして時間を潰してました。
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そうこうすると、待ち時間の暇つぶしにいくつかのアクティビティが用意されていました。スケジュールはこんな感じ。

 

10:00 集合

10:10 PCR検査

10:30 弦楽四重奏

11:30 マジックショー

12:00 昼食

13:00 座ってできるエクササイズ

13:30 弦楽四重奏

 

まずは弦楽四重奏。大学生の方ですかね。お若い方の演奏を30分ほど聞いたあと、マジックショーを見ました。そんな大掛かりなショーではありませんでしたが、軽い気持ちで見るにはちょうどいい塩梅でした。調べたら、地元で人気のマジシャンの方でした。

 

その後、12:00にお弁当が配られて黙食。
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食べ終わっても12:30。。乗船は夕方5時。乗るまでが長い。。しかしながら、安全第一。お部屋に監禁されてる人の数の感じでは150名程度でしょうか。にっぽん丸は乗客532人の船ですから、約3割り程度ですかね。

 

全員陰性!!やっと船に乗ることができました

午後2時過ぎに全員の陰性が確認されて、めでたく乗船。ホテルからバスで港に移動しました。しかし、陽性者がいた場合、どういう発表の仕方で、どのような対応になっていたのだろうか。。

 

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船に乗り降りする時も検温と消毒があり、食事をする時は椅子とIDのQRコードを読み取って、万が一陽性者が出た時に接触した人を確かめられるようになっていました。

 

クルーズ船内のレストラン内での感染対策はいかに?!

1番心配なのはやっぱり食事時。クルーズ船は窓が開けられないので、みんなが集まってマスクを外すレストラン内は多少不安になりますよね。

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入り口では消毒液が常備されていますし、毎食ごとに、マスクケースとウェットタオルも準備されています。
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乗船時には、マスク飲食の説明書も配られますが、うーん。。大騒ぎしている方はさすがにいなかったけど、これを厳密に守っている方はあまりいなかったように思います。コロナ感染への考え方、危機感は人それぞれですし、地域によっても差があるように思います。お酒の提供もありますし、久々の旅行の方がほとんどでしょうから、仕方のないことかなと思いました。家族・身内は自己責任という形で良いと思いますが、マスクなしでウェイターさんに話しかけるのは控えたいところ。ナプキンを口元にあてるなど、それが単なるポーズだったとしてもニューノーマルのマナーかなぁ。私自身が完璧にできていたかというと自信はないのですが、気をつけるようにはしていました。ウェイターさん達の安全ももちろんですが、万が一彼らが感染すると船内に蔓延することになるのでね。ちょっと不自由を感じるかもしれませんが、気持ちよくお仕事してほしいので気をつけたいところです。

 

定員の約半数なので、隣の席との間に十分な間隔はありますが、それでも不安で食事を楽しめないという方はもう少し待ってから旅に出ることをオススメします。

 

大浴場などその他のコロナ感染対策について

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カフェやレストラン、休憩スペースの椅子にはこのようなタグがついていてソーシャルディスタンスが保てる工夫がありました。大浴場も心配な場所の1つですが、部屋のテレビモニターで混雑具合が確認できるようになっていたり、サウナの使用が禁止になっていたり至るところで感染対策がなされているように感じました。コンサートホールでも、演者と客席の間に大量のアクリル板は設置してありましたし、隣り合って座っていいのは同室の人同士のみなど、細かくアナウンスもありました。

 

にっぽん丸のコロナウイルス感染対策まとめ

感染者が低いエリアから低いエリアへの旅ですし、徹底した検査の後の乗船なので少し気が緩むシーンもありますが、船側の対策としてはかなり徹底してされているなという印象でした。

 

市中の感染状況から考えても、神経質になりすぎる必要はないと思いましたが、コロナ感染に対する意識が違う人達が150人、乗務員の方も含めると200人以上が乗っているので、自分以外の人が不安になりそうなことはしないように気をつける。その心がけを徹底すれば充分なのかなーと思いました。