リトルハバナ、マイアミでキューバの気分
マイアミで1番行きたかったところ。リトルハバナのCalle Ocho(ガジェオチョ)。「ハバナ」はキューバの首都、「Calle」は通り、「Ocho」は8。リトルトーキョー、リトルイタリー同様、移民した人やその子孫が集まるエリアです。
キューバ革命後(1950年代)、キューバから脱出した人達がマイアミに住み着き、その子孫も含めてマイアミの住人の約半数がヒスパニックと言われています。その中には英語ができない人も。。
学生時代にスペイン語を学び、中南米大好きな私にはとっても魅力的な場所。クルーズ旅最終日は早朝にマイアミに着くので、荷物をホテルに預けリトルハバナへ
街の広場で、「キューバン・ドミノ」(倒すやつではなくボードゲーム)を楽しんでいるおじいさんたちが。将棋倒しも、本来はボードゲームであるように、ドミノもそもそもはボードゲームの駒。麻雀のように中毒性のあるゲームのようです。キューバ本土でも街のあちこちでこのドミノをしている人が風物詩のようです。
リトルハバナとニワトリ(雄鶏)の関係
リトル・ハバナの至る所にニワトリのモニュメントだったり、絵だったり、グッズがあるのですが、キューバ出身の店員さんに聞いてみたところ、キューバでニワトリは幸せの象徴らしいのです。
気になって調べてみると、キューバでは闘鶏がさかんらしく、人気の野球チームのマスコットがニワトリだったり、マリアノ・ロドリゲス(Mariano Rodriguez)というキューバの画家がニワトリをモチーフにした作品をいくつも発表しているようです。
キューバにとってニワトリが象徴的な動物として扱われるようになった原点は「モロンの雄鶏(Rooster of Moron)」という説を発見。日本語でこの「モロンの雄鶏」について書かれたサイトがみつからなかったのですが、英語の記事によるとスペイン植民地時代にモロンという街に傲慢な高官がいて、彼は自分を雄鶏に例え「自分以上の雄鶏はいない」「雄鶏(自分)が鳴く場所で、他のものは何もできない」と威張っていたので『モロンの雄鶏』と呼ばれていたそうです。この高官は最終的に民衆によって叩きのめされたので、その後、支配者や傲慢な人への戒めの象徴となったとか。英語に自信がないので原文を載せておきます。ここには「モロの雄鶏」についてもかかれていて、そちらはアフロキューバの伝統的な宗教で、儀式や呪文で雄鶏を使って人々の問題を解決したということからニワトリが大事にされた説もあるようです。生贄にされたのかな。。雄鶏。
ランチはキューバ料理レストランで。昼からモヒートも飲むよ
ハバナ・マーケットというカジェ・オチョ沿いのレストランへ。手前がレストラン、奥がちょっとしたスーパーになっています。
キューバに限らず中南米でよく食べられている「エンパナーダ」。鶏肉、豚肉、牛肉のミンチがつまったパイのような食べ物です。あと、キューバではコロッケも有名のようです。
牛肉と野菜のトマト煮込みと、豆と米を炊いたもの、フライド・バナナ。奥にあるのは、キューバ・サンドなんですが、私はチーズが食べられないのでただのパン。
キューバ・サンドに関するおススメの映画があるのでご紹介
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ロサンゼルスの一流レストランでシェフをしていた主人公が、レストラン評論家に対して慣れないtwitterで反論して炎上してクビに。その後、元妻の地元・マイアミでキューバサンドおnフードトラックを始めるというお話。
お昼前でしたが、せっかくなのでモヒート飲みました。ミントとライムとサトウキビが入っていました。
リトルハバナで葉巻を購入!!
キューバと言えば葉巻、シガーでしょう
キューバ本国は、コヒーバなど言わずと知れたシガーの名産地。というかたばこの原点は、キューバの先住民がたばこ葉を巻いたものと言われています。リトルハバナでもシガーショップが人気で、店の中では葉を巻くデモンストレーションが行われていました。
型通りに葉をカットして細長く丸めて、吸い口の部分にもうまく葉っぱを巻いていました。私は葉巻は吸えないけど、お土産として1本購入。
カジェ・オチョ以外のリトルハバナ
球場を見て回るのが好きな時期がありまして、日米の野球場をいくつか巡りました。マイアミに来たならと思い、MLBマイアミ・マーリンズの本拠地。マーリンズ・パークにも行ってきました。昔、イチローさんが所属していたチームです。
シーズン終わってたので回りを見ただけですけどね(汗)
その後、3ブロックぐらい歩いたんです。
マイアミの住宅街を歩くって危険なのでおススメはしないです。みすぼらしい家ではないのですが、マイアミ・ビーチのような高級住宅街ではなくこじんりとしたカラフルな家が立ち並び、カジェ・オチョの観光地ともまた違うリアルなリトル・ハバナが垣間見えました。
思ったより遠いし、さすがにこれ以上は危険だなと思い、Wi-Fiを求めてコインランドリーへ。もうそこは雰囲気から、お客さんからBGMまでキューバそのもの。海外初めての人は怖いかもしれないってレベルでしたが、見慣れないってだけで店員さんは親切でした。
観光エリアだけでない、リアルなリトルハバナが感じられて楽しかったです。