手荷物は?搭乗券は?世界一厳しいと評判のライアンエアーに乗ってみた ミラノ→アテネ

ライアンエアーとは

ライアンエアー(Ryanair)は、アイルランドのダブリンに本拠地を構える格安航空機でヨーロッパではとても著名な航空会社です。25年振りのヨーロッパだっため、私はこの旅で初めて知ったのですが、安いけど世界一厳しいという評判をネットなどでよく見かけます。

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ライアンエアーの事前準備

今回私は、スカイスキャナーで最安値を調べて、ライアンエアーの公式HPから予約しました。

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約53€(約7,420円)って安くないですか?国内線じゃなく、国際線なのに!!驚きの安さ。私は、機内持ち込みのスーツケース(55×40×20cm  10kg)の料金を追加で支払った(Regularプラン)のでこの値段なんですが、リュックサック(40×20×25cm)1つで乗り込む(valueプラン)ならもっとお安く乗ることができます。

 

ライアンエアーに乗る際に忘れてはならないのが、オンラインチェックイン。48時間前からできるのですが、オンラインチェックインをして、さらにオンラインチェックインのあと搭乗券のPDFを印刷して紙で持っていかなければいけないと。

 

え?今時、紙??そして、48時間前はイタリアにいるので、イタリアでプリントアウトできるところ探さなきゃいけないってこと??

 

と思って焦ったのですが、よく読んでみると、シェンゲン協定を締結している国への移動はVISAが必要なく、その場合は紙の印刷は必要なくアプリを見せれば大丈夫でした!シェンゲン協定というのは、ヨーロッパ間をVISAなしで行き来できる協定のことで、加盟国は、オーストリア、ベルギー、チェコデンマークエストニアフィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャハンガリーアイスランド、イタリア、ラトビアリヒテンシュタインリトアニアルクセンブルグ、マルタ、オランダ、ノルウェーポーランドポルトガルスロバキアスロベニア、スペイン、クロアチアスウェーデン、スイス。

 

シェンゲン協定加盟国への移動の際は、搭乗券を印刷してVISAチェックがあるようです。混雑時期は、このVISAチェックに時間がかかり搭乗が間に合わず乗れないってことが発生するらしいです。こわいこわい。

 

ちなみに、オンラインチェックインを忘れると55€の罰金、印刷を忘れると20€の罰金なのでお気をつけ下さい。

 

まだ安心してはいけません!!シェンゲン協定内の移動であればアプリでなんとかなるのですが、このアプリが難解。日本からはダウンロードできません。イタリアに入ればダウンロードできるの??どうなの??と不安になって色々調べまくったのですが、この方のブログがめちゃくちゃ役に立ちましたのでご紹介。日本のApple IDではダウンロードできないため、海外のApple IDを取得してダウンロードします。日本国内でもできます。

shimon-diary.com

 

ミラノからギリシャアテネ

今回、知人がギリシャに出張中ということもあり、ミラノからギリシャアテネに向かいました。ミラノで大きな空港は、マルペンサ空港で、多くの国際線はここから離発着するのですが、LCCであるライアンエアーは、ベルガモ・オリオ・アル・セーリオ国際空港発着です。

 

ミラノ中央駅からバスが出ているので、インターネットで事前に予約しておきました。当日、その場でもチケットは買えるのですが、朝9:00に「最後の晩餐」を見に行って、その足でベルガモ空港に向かわないと間に合わないというギリギリのスケジュールだったので少しでも時間の短縮と思いまして。。

 

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ちなみに、ホテルまで荷物を取りに行く時間はなかったので、朝早くホテルをチェックアウトして、ミラノ駅構内の荷物預かり所で荷物を預けてからサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に向かい、「最後の晩餐」だけ見て、あとのツアーは放棄して中央駅に戻り、荷物を受け取ってバスに飛び乗りました。

荷物を預けたのは「Ki POINT」という手荷物預かり所でとても便利でした。

ミラノ中央駅の荷物預かり・コインロッカー

 

いよいよ搭乗、荷物でひっかかるのか??

ベルガモ空港に到着して、手荷物検査の入口に向かうと長蛇の列。1時間はかからなかったと思うのですが、繁忙期などは余裕をもって空港に向かうことをお勧めします。特にライアンエアーはなんだかんだと厳しいらしいので、いつもギリギリに到着する私も余裕を持って行動するよう心掛けました。

 

ライアンエアーの手荷物持ち込みが10kgまでなので、イタリアではあまりお土産を買わず荷物を少なくしようと心掛けていたのですが、機内持ち込みだということを忘れてオリーブオイルを買ってしまっていて、手荷物検査で没収されました。これは完全に私のミス。。

 

事前に調べた情報だと、搭乗口で荷物の大きな人がいないか係員が目を光らせていて、その場で大きさや重さを計り、オーバーしていたら罰金をとられるとなっていたので、ドキドキしながら、罰金とられたらとられたときだと搭乗口に向かったのですが、特に荷物を計られることはありませんでした。実は、機内持ち込み用のスーツケースが、55×40×20cmの規定のところ54×36×24cmと微妙な数字でドキドキしていたのですが、素通りでした。リュックも本来であれば40×20×25cmなのですが、絶対上回ってるでしょと思うカバンの方もスルーでした。厳しいと噂のライアンエアーですが、ミラノについては意外と手荷物は緩いようです。

 

ちなみに、手荷物検査を通り抜けた後でも、お土産を買う場所はありました。あまり種類は多くないですが、リモンチェッロなど液体のお土産も検査後のお店なら持ち込むことができましたよ。

 

ライアンエアーの機内はこんな感じ

機内はこんな感じ。私は、早くから搭乗口近くに待機して早めに乗り込んだのでスーツケースを入れる場所は十分あったのですが、遅く搭乗すると座席の上にスーツケースをしまうスペースがなく場所を奪い合うこともあるらしいのでお気を付けください。

 

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まあ、狭いですけどLCCなんでね。こんな感じですよ。想像の範囲内という感じです。ミラノからアテネまでは2時間半程度。東京から鹿児島くらいの時間なんですよねー。ヨーロッパに住んでたらいろんなところに行き放題だなと思いながら乗っていました。

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お天気が良かったので、ミラノを飛び立ったあと、すぐにアルプスの山々を拝むことができました。スイスとかリヒテンシュタインとかその辺りかなー。本当はミラノからスイスまで日帰りで行くプランもあったのですが、詰め込み過ぎて後半疲れそうだったので、スイスは諦めたのですが、なんかこの景色が見れて少し報われました。
f:id:trip_sister:20240101004313j:imageイゼーオ湖。ここもまだイタリアです。

アルバニアの上空でも写真を撮影したのですが、あまり特徴がなく、どれかわからなくなってしまいました。。アルバニアは、長くオスマントルコ支配下に置かれていたため、現在も国民の大半がイスラム教徒なんだそうです。ヨーロッパなのに、イスラム教徒が約6割もいるんだそうです。なかなか観光では訪れないけど、なんだか興味深いです

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ギリシャに近づいてくると、エーゲ海に浮かぶ島などが見えてきます。

 

お天気が良いと飛行機からいろんな国が見れて、地理好きの私はずーっと外を眺めておりました。そろそろ、ヴェネチアあたりかな、アルバニアはどんなところかななんて考えているとあっという間にアテネに到着しました。

 

ライアンエアーまとめ

ライアンエアーは、確かに色々面倒くさいなと思いましたが、安さはピカ一で、注意して乗るか、高い飛行機を予約するかなら私は迷いなく前者をとります。荷物のチェックはミラノは緩かったけど、厳しい国もあるだろうし、非シェンゲン協定の国に行くときは印刷するのが面倒そうだなとも思うのですが、JALANAみたいな至れり尽くせりの航空会社はLCCじゃなくてもそうないし、海外で安く飛行機に乗りたいなら覚悟して準備するしかないですね。運悪く、何かで罰金とられたとしても、もともとが激安なのでそれはそれで旅の思い出としようくらいの心持ちで乗って下さいww