【イタリア2023】ミラノ四十路ひとり旅 ドゥオモは華やかで荘厳 華やかと歴史が調和した街

4日目はミラノ観光~ミラノ中央駅

フィレンツェからイタロでミラノへ。約2時間。こちらにも書いたのですが、ミラノ中央駅で降りる場合は、アナウンスに要注意です。

 

 

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ミラノ中央駅は、イタリアではローマ・テルミニ駅に次ぐ利用者数で、とても綺麗で大きな駅です。

1912年に設計者が決まり建設が開始されたが、第一次世界大戦とその後のイタリアの経済危機の影響で工事は途中何度も中断した。1922年ファシスト党ベニート・ムッソリーニが首相になると、ファシスト政体の権力を象徴するような権威主義的なデザインが付加され、駅舎は荘厳で豪華な仕様に変更された。中断していた工事は1925年に再開し、プラットフォームの配置の変更と鋼鉄で出来た巨大な大屋根の設置が行われた。そして1931年7月1日に郵政通信大臣コスタンツォ・チャーノ臨席のもと駅は公式に落成した。

ファシスト党ムッソリーニが影響しているというのは、帰国後に知りました。

 

4日目はミラノ観光~ミラノのドゥオモ〜

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ホテルにチェックイン後に向かったのは、ミラノのドゥオモ。写真ではもちろん見ていたのですが、リアルで見るドゥオモは圧巻。フィレンツェのドゥオモは、丸みを帯びた保守的な女性的なデザインなのに対し、ミラノのドゥオモは力強く荘厳な印象で、冷酷なというか、冷たい力強さを感じました。

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フィレンツェのドゥオモとは違って、色鮮やかではないのですが、近づいてみると様々な装飾が施されていて、何時間でも見ていられそうなほど精工に作られています。

 

最初の計画では、ここは外観だけを見て終える予定だったのですが、「あー、この建物、好きだ」と思ってしまい、中も見学することにしました。
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中には、大きなステンドグラスがあって、そとの無機質で鋭い表情とは打って変わって、色鮮やかな一面を見ることができます。

 

この建築には、レオナルド・ダ・ヴィンチが関わっていたりもするのですが、最終的にはミラノを征服したナポレオンの指示によりフランスのお金で完成したのだとか。

 

4日目はミラノ観光~ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガレリア~

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所謂、ショッピングモールです。ドゥオモのすぐそばにあります。グッチやプラダなど高級ブランドが立ち並びます。とりあえず有名なので立ち寄りましたが、ラフな服を着ていたのでショップに入る勇気がありませんでしたww

 

4日目はミラノ観光~スフォルツェスコ城~

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1450年ミラノ公爵フランチェスコ・スフォルツァヴィスコンティ家の居城を改築して城塞とした。その後、16世紀から17世紀にかけて改装・増築され、ヨーロッパでも有数の規模の城塞となった。1796年この地を征服したナポレオン1世によって一部の施設が破壊されたが、1891年から1905年にかけて、建築家ルカ・ベルトラミらによって修復された。

城とは書いてありますが、城塞という感じです。内部にはミケランジェロの最後の作品「ロンダニーニのピエタ」が展示されているそうです。見てないのですが。。また、レオナルド・ダ・ヴィンチが未完成の壁画を残していたそうなのですが、後年に塗りつぶされているそうです。ダ・ヴィンチ。。至る所に未完成の作品があるww

 

4日目はミラノ観光~最後の晩餐~

ミラノに行くか、ヴェネチアに行くか迷ったときに、決め手になったのが「最後の晩餐」。小説/映画「ダビンチ・コード」の象徴的な絵で、宗教画としてとても重要な作品です。

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サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に展示されています。


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ちょっと早めについたので、腹ごしらえ。

restaurantguru.it

教会の真ん前にあるので、とりあえず入ったのですが、クロワッサンやケーキなどちょっとしたスイーツがたくさんありました。特別美味しいってことでもないんですが、リーズナブルで良い時間つぶしになりました。


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「最後の晩餐」も公式ではチケットがとれず、Get Your Guideで参加しました。この作品は、修道院の食堂の壁に書かれているので、美術館にも飾れず、日本に来ることもできず、ここで見るしかない傑作です。食堂という、水分が多い場所のため絵の損傷が激しく何度も修復されたそうです。そもそも壁画はフレスコ技法を使って書くのですが、この絵はテンペラ技法を使っているそうです。

 

フレスコ技法では、まず漆喰を塗り、その漆喰が乾く前に顔料を乗せると、乾燥する瞬間に壁と絵が一体となり長期保存が可能になるのですが、ダ・ヴィンチは乾くまで待つのが嫌で、自分が得意なテンペラ技法を使ったとか。。ダ・ヴィンチ。。未完成の作品か、思いのままに書いた絵か。変人だったんだろうなと。

 

4日目はミラノ観光~Pizza Napoli~

イタリアに着いて、まだピザを食べていなかったのでピッツェリアへ。歩いていたらたまたま通りがかったお店なのですが、当たりでした。

 

私はチーズが食べられないので、チーズがのっていないマリナーラ一択だろうなと思っていたのですが、

 

どれでも好きなピザ選んでいいよ、チーズ抜くから

 

と言ってくれて、人生で初めてチーズなしのピザを堪能しました。

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ピザを丸ごと食べられる日が来るとは思ってもいませんでした。

www.tripadvisor.it

イタリアは物価が高いと聞いていたので、少々心配していましたがピザ1枚が12€なら日本でもそれくらいだし、これでお腹いっぱいになったら大満足でした。

 

4日目はミラノ観光~おまけ~

ミラノと言えば、ファッションの街としても有名ですが、そんなミラノの中心地にユニクロがありました。広島で第一号店を出して、ミラノにまで。。と誇らしい気持ちになりました。

 

こんな記事もありました。

【ユニクロ】ファッションの国・イタリアでどう受け入れられる?現地の反応を在住者が解説(LIMO) - Yahoo!ニュース

 

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