ペルーに女性ひとりで行って大丈夫?【必要な準備まとめ】治安・高山病・言葉から持ち物まで

 目次

 なぜペルー?なぜアラフォー?

私がペルーに憧れを持ったのは19歳の大学1年生。スペイン語の先生が、ペルー人のカストロ先生だったのですが、日本人が中南米の様々な国で文化を体験しながら旅をするという教材でスペイン語を学びました。特に母国であるペルーについては、観光地だけでなく人や食文化について詳しく話してくれて

 

時間とお金ができたらペルーに行きたい

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と思うようになりました。が、その後、短期留学したのはスペインのマドリード(笑)その後はなかなか時間とお金が作れず「いつか」にとどまってました。カストロ先生の出会いから20年。がん検診で再検査になり人生で初めて死を身近に感じることに。結果、がんではなかったのですが人生は短いと思いペルー旅行を予約しました。以下、2016年の話です。

 

ペルー旅の準備〜高山病予防にダイアモックス

 

 いつも海外旅行はFIT(個人旅行)なのですが、スペイン語の記憶も曖昧ですし南米ひとり旅はさすがに不安でSTW(エスティーワールド)のツアーをチョイス。

 

リマ・ナスカ・クスコ・マチュピチュを訪れる8日のツアー。ゴールデンウィーク真っ最中の5月3日に出発して確か料金は35万円程度だったと思います。同じ工程のツアーはなかったのですが、似ているツアーはこちら。少し高いのはANA利用だからかなと。

 

stworld.jp

 

ツアーだけど1人だし、南米、しかも高地だし、いつも以上に準備は入念に行いました。1番気になっていたのが

 

高山病

 

クスコの標高は、3400m。高い所は3800mにも及びます。富士山、登ったことはないけれど3776m。未知の世界。周りでペルーに行ったことある人でも高山病になったという人がチラホラ。"私の統計"によると、高山病になった人は余裕こいて何の準備もせずペルーに行った人。ということで念のため高山病の薬を購入しました。お守り代わりに。

 

高山病予防のダイアモックス

ペルー_高山病_ダイアモックス

市販されていないので、病院へ。といっても、何科なのかもわからないところから色々調べて"トラベルクリニック"リストから探しました。高山病の薬というのは存在せず、主に緑内障の治療として使用される薬を代用するので「眼科」で処方してくれるみたいですよ。利尿作用があったり、脳の血管を拡張することで脳の低酸素状態を改善することから高山病予防に効果があるようです。

 

私が選んだのは土日でも夜までやってる有難い病院。
東京ビジネスクリニック

www.businessclinic.tokyo

 

東京駅八重洲北口の上品な病院。ネットで予約できるしかなり回転早いです。私はこれをきっかけに海外旅行時に生理をずらす時もこの病院を利用しています。


ダイアモックスは高地に行く24時間前から4日間、朝晩飲みます。1日2回。滞在が1週間でも10日でも、飲むのは4日なんだそうです。不思議。診療代、薬代で2410円でした。ナスカでセスナに乗るので、酔い止めも処方してもらおうと思ったのですが、薬局の薬でも成分は同じですよ。と言われたので、薬局で買うことに。

 

ダイアモックスは、ペルーでもAcetak(アセタク)という名前で売られていて、価格は1000円前後。日本で購入するには処方箋が必要ですが、ペルーでは薬局で簡単に手に入ります。安いし現地購入でもいいかなと思ったんですが、万が一手に入らなかったら嫌なので。クスコには高山予防に酸素ボンベも売っているそうなんですが、クスコやマチュピチュで吸ってる人は見かけませんでした。

 

南米旅行は飛行機がポイント ラタム航空ってどこの?

ペルーまでの直行便はないため、ロサンゼルスで乗り継いで合計22時間。過去もっと遠いブラジル(24時間)も行った事があるし、時差ボケもない、いつでもどこでも何時間でも眠れるのでそれほど心配はしてないんですが、少しでも快適に過ごすために事前準備しました。

 

まず、座席指定。

 

ロサンゼルスまではアメリカン航空なので余裕なんですが、ロスからリマまでの便がラタム(LATAM)航空。チリのラン(LAN)航空とがブラジルのタム(TAM)航空が合併した航空会社なんですが、

 

え?どこの国の飛行機よ?

ペルーひとり旅_ラタム航空

となりますよね。ネットから座席指定を試みるも、エラー続発。アメリカン航空コードシェア便だからかなと思って航空会社勤務の知り合いに見てもらったら、ツアーだからじゃないかとのこと。

 

デルタ航空アメリカン航空は日本語のページがありますが、ラタムはなし。アメリカン航空の問い合わせセンターも日本語対応は平日のみ。ここまで座席指定に苦労したことないですね。なんとかアメリカン航空に問い合わせ、往復路ともに窓側の席に変更してもらいました。ツアーの方は電話の方が早いかもです。

 

持ち物は?寒いのか暑いのか??持ち物32選

 5月で、天候に恵まれた事もあり傘をさす事もなく旅を終えました。これこそ日によりますが、リマは半袖、夜パーカーorカーディガンでOK。マチュピチュも意外と暑いです。欧米人はタンクトップの人もいたけど、日本人はそれでは寒いかと。長袖Tシャツ&パーカーで脱げる体制がベスト。クスコは寒いです。パーカーとウィンドブレーカーでしのげますが、それだとやや寒い。ライトダウンあったら持っていくべし。

 

実際に私が持っていった荷物。旅慣れて来たのでだいぶ減らせるようになったと思うのですが、毎日違うホテルで洗濯もできない。上に、寒かったり暑かったりすることもあり、いつもより洋服多め。

 

 【スーツケース】
半袖シャツ 2枚
長袖シャツ 2枚
長ズボン 2枚
半ズボン 1枚
スウェット上下
パーカー 1着
ウィンドブレーカー 1着
下着 7枚
スニーカー
帽子 
メガネ
サングラス
水筒
リュックサック
ショルダーバッグ(小)
梅干し
ポケットティッシュ 6つ
※南米のトイレ事情はブラジルで経験済み
日焼け止め
虫除け
軍手※ワイナピチュ登山用
シャンプー/リンス
携帯バッテリー
充電器
化粧品類
 
【機内持ち込み】
ガイドブック
イヤホン
ネックピロー
耳栓
タオル
メディキュット
化粧品類
 
コンセントプラグや変圧器は必要ありません。こちら
 
体重計で計ったら11.5kgでした。このうち、必要なかったのは水筒と虫よけ、飴くらいですかね。マチュピチュはペットボトル持ち込み禁止と聞いていたので水筒を購入したんですが、2016年時点ではみんなペットボトルで水飲んでました。
 

ポケットWi-Fi はレンタルすべき?ペルーのWi-Fi事情

結論から言って必要ないです。「Wi-Fi必須です」って書いてあるブログを見かけますが、おそらくWi-Fiレンタルからの広告費ほしさですね。ブログで稼ぐテクニックに書いてありました(笑)

 

空港やホテル、マチュピチュ小さなレストランまでWi-Fi完備しています。レストランは、レシートにパスワードが書いてあることが多かったです。これは欧米と同じスタイルなので困惑することはないでしょう。Googleマップは電波なしでも使用可能なので街歩きも問題なし。南米といっても世界有数の観光地なので、心配することはないと思います。もし、それでも不安という方は持って行って損はないと思います。

 

www.imotonowifi.jp

 

1日1580円。8日間なので12,640円。その分、おいしい料理食べて下さい。

 

あ、1度Wi-Fiで困ったことがありました。初日に泊まったリマのホテルの受付でパスワードが書かれた紙をもらい、部屋で早速つなげてみようと思ったら

ペルー_リマ_Wi-Fi

大事なところ、切れてる。。さすが南米。。なんとか解読して接続できました。 

 

言葉は?英語って通じるの?

 

ペルーの公用語スペイン語ですが、観光地は英語が通じます。が、ホテルやレストランで通じないことが度々ありました。ツアーのドライバーも英語できません。

 

英語はできないけど、日本語はちょっとできるよ

 

そういうパターンなんだ。。私の場合、片言のスペイン語でやりとりしましたが、スペイン語がわからない場合、ジェスチャーや指のサインで乗り切って下さい(笑)クスコのレストランでHow muchが通じなかったって話も聞きましたが、稀です。もし、そんなレアケースに直面してもペルーは助け合いを大事にする国民性なのでなんとかコミニュケーションできると思います。

 

通貨は?両替はいくらくらい必要?チップは?

 

ペルーの通貨はsol(ソル)です。日本国内でソルに両替することはできないので、一旦成田でドルに両替します。8日間の旅で2万円をドルに両替しました。ただ、ドルからソルへの両替必要ないです。基本ドルが使えて、マチュピチュのトイレ利用などでソルがいることもありますが、街中でドル支払うとお釣りがソルで返ってくるのでそれで事足ります。

 

チップの習慣があります。チップの目安は総額の5~10%前後。日本人には慣れないですよね。誰に渡していいか、どのくらい渡していいか、迷ってる間に渡せずって事が多々ありました。レストランでは事前に計算して渡せるのですが、ホテルのポーターやガイドに渡すのを忘れてしますことはありました。

 

1番重要な治安について

 

 南米=危険のイメージありますが、ペルーは至って安全です。私はブラジルの旅行社でスーパーガイドとして働く家族のような関係の日本人がいて、事前にペルーの治安について確認したところ一人でも全く問題なしというお墨付きをもらって決断しました。

 

ブラジルなんかは空気でわかるんですよ、気をぬいたらスラれそうって。殺気?野生の感?的な。ペルーは、貧しくても生きていければ幸せって感じのオーラが漂っていてフレンドリーです。女1人旅でも問題なし。最近30代の日本人女性の1人旅増えてるってガイドさんが言ってました。

 

歌舞伎町のほうがよっぽど危険なニオイしますよ(笑)あえていうなら、リマは都会で人も多いので訪れた街の中では比較的危険な雰囲気を感じましたかね。裏通りは歩きたくないなと。治安・体力ともに不安なアラフォーのみなさんにもおススメ。とはいえ、南米なんでね。政治不安もあるし、気を抜かないように適度な緊張感をもって、そしてしっかり準備して臨んで下さい。

ペルー_マチュピチュ_アグアスカリエンテ