ワイナピチュ登山 なめてかかるなマチュピチュの悲劇 体験記

目次

 ワイナピチュは1日400人限定 時間は?予約方法は?

 

ワイナピチュは、マチュピチュのシンボル的な山

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この山がないとマチュピチュじゃないと言っても過言ではない中央にそびえ立つ山です。この山への入山は1日限定400人。朝7:00-8:00の回が200人、10:00-11:00の回が200人。世界各国から人が集まることを考えるとこのチケットは争奪戦。ツアーについている場合もありますが、私は自分でネット予約(英語/スペイン語)しました。クレジットカードさえあれば簡単にできますよ。

 

www.machupicchu.gob.pe

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「GENERAL」から訪問日、人数を入れてクリック。ちなみに、2019年9月14日に申請しようとした場合、1カ月後の10月14日はワイナピチュ満員、2カ月後の11月14日だと空きがありました。

 

チケットには、「マチュピチュのみ」「マチュピチュ+ワイナピチュ山」「マチュピチュマチュピチュ山」「ミュージアム」があって、「マチュピチュ+ワイナピチュ山」を選択

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上から、

マチュピチュ入場時間 6:00AM ワイナピチュ登山  7:00AM-  8:00AM

マチュピチュ入場時間 7:00AM ワイナピチュ登山  7:00AM-  8:00AM

マチュピチュ入場時間 8:00AM ワイナピチュ登山10:00AM-11:00AM

料金は大人200PEN(約6500円)学生125PEN(約4070円)

マチュピチュ入場だけだと大人152PEN(約5000円)学生70PEN(約2300円)

 

いずれかを選んで個人情報を記入して、クレジットカードで決済して終わり。チケットをプリントアウトして当日持っていけばOKです。

言語の問題さえクリアすれば何なの問題もなく予約できますよ。ただ、突然思い立ってペルー旅行に行く方は満員で入山できないかもです。

 

ワイナピチュ登山の日は早起きです

 

7:00にワイナピチュ登山をするなら、6:00のバスに乗ったほうがいいと言われ5:00起きで準備。普段、BBQすらしないインドア派なので、困ったのは服装。

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Tシャツ

シャツ

パーカー

ストール

短パン

スパッツ

スニーカー※ランニングシューズ

防止

サングラス

リュックサック

ポシェット(貴重品入れ)

 

とりあえず、登り始めと、山頂に着く時間では気温もかなり違うだろうということで、脱ぎ着できる服をチョイスしました。 

 

バス停に行ってみると

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行列。

でも、次々バスが来るので大丈夫です。沿道のお店でペットボトルの水を購入してからバスに乗りました。

 

マチュピチュに入ってしばらく進んで、入り口を探すもなかなか見当たらず。

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「聖なる石」の裏手に入り口がありますのでお見逃しなく。

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入り口に着くと、またも行列。マチュピチュおよびワイナピチュの人気を実感します。入山するときに名簿に名前と国籍と年齢をリストに書くのですが、

 

ほとんど20代!!

 

当時38歳の私はリスト上、かなり浮いてました。国籍は、アメリカとチリが多かっです。マチュピチュではそこそこに日本人の姿を見かけましたが、ワイナピチュ登山では全く見かけず。。日本人のマチュピチュ観光のメインはリタイアした世代だからかなと思いました。

 

いよいよ入山。登山経験のないアラフォーはどうなるか

 

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登山というよりもロッククライミングです(笑)手すりのかわりにロープが張ってあるんですが、アルミ製で硬い。。素手で持つのは危険です。

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軍手必須です。百均で購入できます。

 

昔スポーツしてたんですが、とにかく体力がない私。本当にきつくて、どんどん後ろに追い抜かれ。。

 

標高2400mだし体調考えてゆっくりでいいや

 

と思っていたのですが、どんどん抜かされて後ろにあまり人がいなくなるとそれなりに焦ります。ケチュア族の民族衣装を着て、三つ編みのおばあさん(と思う)にも抜かされて、メンタルもやられてきます。。抜かされる時に

 

姐さん頑張って

 

的な声をかけられながら前に進むのですが、アラフォー女子は心の底から

 

なんで登山しようと思ったんだろう。私はバカなのか?!

なんでお金を払ってこんなツライ思いをしないといけないのか

できることなら引き返したいけど、それもそれなりにしんどい

 

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自分に対する怒りにも似た相当ネガティブな精神状態に陥りました。大げさに聞こえるかもしれませんが、本当にきつくて、本当に苦痛だったのです。誰かと一緒だと、ペースも違うし気も遣うし、ここは1人で良かったと思いました。

 

アラフォー、ワイナピチュ登頂!!

なんで私がこんなキツイ思いしなきゃいけないんだとブーたれながら、なんとか頂上に到着。

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真ん中に見えるのがマチュピチュで、左のクネクネしてる道がマチュピチュに登るためのハイラム・ビンガムロード。小さく見えますね。

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人はなぜ山に登るのか

 

これは私が以前から抱いていた疑問。特に登山途中で挫けそうになったときには何度もこの疑問が頭を駆け巡りました。でも、頂上にたどりつき、この景色を目の当たりにしたとき、その答えを身をもって感じました。苦労の先にしか見えない景色があるんだなと。7:00に登り始めて登頂したのは8:15だったので1時間ちょっと。5時間くらいかかったような気持ちです(笑)

 

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登りが急なんだから、下りももちろん急です。

 

ワイナピチュ登山の注意事項

①ワイナピチュ登山は体力があるうちに

 

スポーツ経験者の中では著しく体力がない私ですが、一般的には平均なはず。当時38歳の私がこれだけきつかったので、高齢者の方は無理なさらないほうがいいと思います。標高2400m。高山病になるような高さではないものの、地上とは空気の量も違いますしね。潔く見るだけに留めて下さい。

 

②ワイナピチュ登山は7:00-8:00がおススメ

 

7:00にスタートして登頂が8:15。下山するときは、登る人と降りる人が行き交います。さほど広くない山道、しかも急な石段ばかり。登りのあのキツイときに、降りてくる人を気にしながらというのはより厳しい。何より、10:00くらいになるとかなり日差しが強くなってくるので、朝一登山をおススメします。

 

③フチュイピチュ登山はあきらめよ

 

ワイナピチュの隣に少し低いフチュイピチュという山があって、こちらは無料/予約なしで登れるということで、こっちも登る気でいたのですが、ワイナピチュで思いのほか体力を消耗し、入り口まで行って断念しました。せっかく地球の裏側までいったなら無理してでも登りたいと思う気持ちもあったのですが、安全な旅に妥協ほ必須です。ワイナピチュの予約がとれなかった方は是非トライしてみて下さい。

 

下山後のビール最高!クスケーニャ・ビール

 

マチュピチュをすっかり堪能し、麓の街・アグアスカリエンテでランチ。

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MAPIという言葉をよく見かけるのですが、Machu Picchuの省略系でした。Wi-Fiも使えるし、店員さんも親切でした。

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手前のソースは、「チミチュリ・ソース」。

 

チミチュリスペイン語: chimichurri)は、アルゼンチン発祥のソース。アルゼンチン以外にもペルーなど南米スペイン語圏で広く用いられる定番の万能ソース。焼き料理のアサードasado)で、精肉を焼いた牛肉や豚肉、ローストチキンにかけて食べる。

 材料は、パセリ、オレガノ、オリーブオイル、ニンニク、唐辛子など。本来、肉のソースなんですが、パンにつけても美味。やみつきになる味です。

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そして、クスコで作られているクスケーニャ・ビール。高山病が心配でクスコから我慢していましたが、登山を頑張ったご褒美に!!黒ビールならではの苦みに、日本の黒ビールよりもかなり甘味があって、ここでの食事がThe  best of Preruでした。