クスコ 高山病予防にコカインの原料を飲む/ペルー女ひとり旅

目次

 いよいよ、標高3400mの世界へ クスコ

早朝、リマからクスコに移動します。搭乗時間は1時間20分程度。距離は577km。東京から青森くらいの距離でしょうか。しかし、標高差は3400m。着いた途端に高山病になる方もいるそうなので、ダイアモックス飲んでてもやっぱり心配です。

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クスコ、飛行機降りた瞬間からイメージ通りの街並みで一気にテンション上がります!
赤いレンガ、山肌に建てられた家々。でも、はしゃがない。宿敵、高山病が潜んでおります。腹式呼吸でゆ~っくり歩いて、度々深呼吸して細心の注意(笑)クスコでの時間があまりないから、駆け足で回りたいけどじっと我慢。欧米人の方々がサクサク歩いているのを横目にゆっくり歩いて空港を後にしました。

 

とってもおススメ!アビターレ・ホテル

クスコで宿泊したのは「アビターレ・ホテル」。クスコの街並みに溶け込むペンションのような外観でとてもキュート。でも部屋に入ると、リノベーションされたデザイナーズホテル。

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バスタブはなくシャワーだけです。慎重に行動したおかげで高山病の気配は1度も感じなかったのですが、思いのほか寒く温かいシャワーを浴びた瞬間にフワーとした感覚を覚え、

 

おお、これが高地なのか

 

と思いました。こちらの朝食はビュッフェ形式なんですが、早朝5時でも食べることができ、クオリティもペルー滞在No.1でした。もし、またクスコに行くことになったらまた泊まりたいと思えるホテルでした。

www.booking.com

 

高山病対策にコカ茶。コカインのコカですが大丈夫?

 

コカ茶

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ホテルのロビーに置いてありました。この葉をコップに数枚入れてお湯を注ぐスタイル。味は濃くなく白湯に少し味がついた感じで、美味しくも不味くもありません。ちょっとクセがあるかな。お好みで砂糖を入れて飲むのですが、なんとなく落ち着く味なので、私は結構好きでした。ティーパックになっているものもありました。

 

コカ茶のコカはコカインのコカです。この葉っぱからコカインが抽出できるので、日本には持ち込み禁止です。コカの葉には覚醒作用があって、高山病の症状である頭痛や胃のムカムカを緩和させると言われています。まあ、なんというのでしょう。感覚を麻痺させることで苦痛を緩和させるということなので、高山病の予防になるわけではなく、高山病の苦痛が和らぐってことですかね。コカの葉自体はコカイン濃度が低いので中毒になることはないようです。コカインというとビビってしまいますが、ボリビアの炭鉱では、このコカの葉を嚙みながら恐怖感をやわらげたり、眠気・空腹感を紛らわす風習があるそうで、高地の生活に根付いた伝統的な飲み物です。

 

クスコの街並み、素敵すぎてファンになる

 

クスコの街並みは本当に素敵。

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クスコは、インカ帝国の首都で文化の中心でした。1983年に世界遺産に登録されています。こちらは、がっかりしません(笑)

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先住民・ケチュア族と思われる方々と、リャマ。これは観光客目的のお土産さんの客寄せですが、街のあちこちで先住民にルーツを持つ方々を見かけます。背が低くて、足腰がしっかりしている方が多かったです。これも高地の影響でしょうか。肌は褐色で、顔はどこかアジアに近い気がします。

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12角の石。

インカの石材建築の象徴。インカの石組は剃刀の刃も通さないほど、隙間なく積まれているのが特徴で、この石も隣とぴったり合うように12角に加工されています。鉄器を持たなかったといわれるインカ人がどのように石を加工したのかというのが神秘的です。ガイドブックに載っていたので是非見たいと思い探して行ってみましたが、日本人以外素通りしてました。何気なく触ってしまい怒られたので、皆さんは触らないように気を付けて下さい。

 

ついに富士山越え、標高3800mに到達

 

クスコ半日観光に参加しました。すべて英語のガイドです。

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クスコの中心、アルマス広場にある大聖堂。クスコ大聖堂と呼ばれているカテドラル。約100年の年月を費やして建設された、ゴシック・ルネサンス様式の存在感のある建物です。クスコのシンボル的存在ではありますが、もともとはインカの神殿があった場所に建っていることを考えるとペルーの人にとってはスペイン侵略のシンボルでもあるかもしれません。

 

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サクサイワマン遺跡。

インカ帝国を守る要塞だったと言われています。そのほか、宗教的にもとても大切な役割を果たしたとされる遺跡です。この巨大な石をどう運んだのか、そして、どうやってぴったり隙間なく積み上げられたのか、いまだ謎に包まれているそうです。写真だと伝わりづらいのですが、高い文化レベルと、知性を感じられる遺跡でした。

 

そしてここから見るクスコの街並みがとにかく美しいんです。

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マチュピチュに比べると地味ではありますが、是非是非訪れてみてほしいスポットです。

 

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こちらは、プカ・プカラ遺跡。人生でもっとも高い場所に到達しました。標高3800m!!ついに富士山を超えました。五合目までしか行ったことないけど。。3800mでもあまり空気の薄さは感じず、気分が悪くなることもありませんでしたが、とにかく寒い。ウインドブレーカーでは全然足りず、ダウン着ている人もたくさんいました。クスコの敵は高山病とこの寒さですね。

 

クスコのガイドさんおススメレストラン「Pachapapa」

クスコのガイドさんに教えてもらったレストラン「Pachapapa」

www.tripadvisor.jp

 

オープンテラスの素敵なレストラン。欧州系のハイソな観光客の方がたくさんいました(笑)こちらで注文したのが。。

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アルパカのBBQ。

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モフモフのこの子ですね。。脂身が少なく固めの肉で、牛肉と豚肉の中間のような味がしました。高地のクスコでは貴重なたんぱく源のようです。アルパカの肉を提供しているのは世界的にも珍しくペルーでしか食べられない貴重な経験でした。美味しいかといわれれば、そうでもないです(笑)

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こちらはインカ・コーラ。

なぜコーラというのかもインカの謎みたいです(笑)微炭酸で、味はかき氷のシロップのようにただただ甘かったです。このインカ・コーラ、ペルー国内ではコカ・コーラを抜いてペルーで最も売れています。首都リマ建設400年を記念して販売されたらしいのですが、1999年にコカ・コーラが買収したそうです。1回飲めば十分です。